●質問内容:
高校1年生です。
受験では世界史と日本史を使いますが、効率の良い勉強方法がわかりません。
この夏から、世界史は荒巻先生の参考書。
日本史は、金谷先生の参考書を使います。
スタディサプリをやったほうがいいですか?
映像授業のメリットってなんですか?
●回答:
こんにちは。
連絡ありがとうございます。
結論を言えば、スタディサプリを使うべきです。
以下一つ答えますね。
(1)映像授業のメリットはなんですか?
いろいろあるとは思うのですが、スタディサプリの世界史であれば最大のメリットは、60分×50回ですべての範囲を知ることができるということに尽きます。
ここにお金を払う価値があると思います。
おそらく君は賢いので、独習でできるとは思うのですが、時間がかかりすぎて非効率的です。
その時間をお金で買うのが予備校の授業です。
(と私は思っていて、その意味では集団授業の早送りもできない予備校は1円も払う価値がないと思っています。)
従って、やるならスタディサプリの世界史と日本史に着手すべきです。
(2)各種参考書について。
まず、荒巻先生の世界史ですが、個人的に大好きですがオススメはできません。
世界史は「用語」を覚えて、歴史の「空間」と「時間」を認識すれば整理できるのですが、その切り口は講師の先生の自由です。
端的にいうと荒巻先生の教える世界史の切り口が、お使いの教科書と合致していないので分りにくいんです。
東大の社会学の授業にて、「世界史の見取り図」は教科書として使われたこともあるので、「世界史の知識が入っている人が読むと面白い本」
または、「論述の仕上げのために背景知識を入れるための本」という位置づけでしょうか。
初学者がやると、よく分からない状況で終わってしまう書籍だと私は思っています。
繰り返しですが、私は大好きです笑
大人になったら楽しんでください。
日本史に関しては、金谷先生の「なぜ流れ」もありですが、網羅的ではないです。
そのくせ細か過ぎる部分もあり・・・あれだけで学習するのは中途半端。
どうせやるなら、受験サプリにした方がいいです。
また、同じようなものであれば超速シリーズ
が断然おすすめです。
こちらは、2冊でざっくり日本史の全範囲を俯瞰できるので、そういった用途であれば金谷先生の参考書よりおすすめです。
でも、1年生で時間があるならば、スタディサプリを反復した方が良いです。
社会科の学習で重要なのは、情報を一元化し、知識を入れる⇒暗記⇒反復。
これに尽きます。
(3)最後に・・・
毎度おなじみの、全体のバランスです。
1年生で世界史・日本史を使うと決めている以上、志望大学が相当限られます。(東大かな?)
そうであるならば、英・国・数の完成度はどの程度ですか?
たとえば、現時点でセンター試験レベルで英国数70%-80%程度取れていれば、
社会に力を入れるのもアリですが、
文法も全然終わっていない。数学もⅠAの途中(首都圏の進学校であれば、1年で数学ⅡBの全範囲が終わるところが多いです)という状況であれば、
社会に力を入れている余裕はありません。
したがって、英数国を固めて、まずは学校の社会の勉強を一生懸命頑張る。
が一番バランスのいい答えになります。
そうはいってもどーしても今から社会をやりたい!!というのであれば、
日本史か世界史どちらかに絞ってください。
だって時間ないでしょ。
現在1年生であれば、英国数に。
2年生春から、世界史。
夏に日本史をやって、
高2のセンター同日でそれなりの点を取る。
3年生は二次の対策。
というのが一番いい流れじゃないでしょうか。
がんばってねーー
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