実に久しぶりの更新です。5年ぶりほど。。
問い合わせのメールがすごく溜まっており、そこから抜粋して回答いたします。
Q:
・現役三年文型
・河合塾模試で偏差値は全教科で55
・前期、地方国公立大学人文学部志望
・後期、同上
・センター受験科目は「国語、数学1A、日本史、地学基礎、科学基礎、英語」現在私はスタディサプリを使用し小柴先生の講義をうけているのですが、どの問題もあのような対比で解けるのでしょうか?自分は小説もあのように解けるとは思いません。そして小柴先生の解き方ですと時間が多くかかります。(きめる!センター現代文を現在検討中です)
不安でしたので今回メッセージを送らせていただきました。長文失礼致しました。
今日はこの質問ですね。
A:
結論を申し上げると、「どのような問題も解ける方法」などありません。
対比とは、読解をする際の観点でしかないです。
入試現代文において、対比構造が明確な文章を良く出すので、誤解を恐れずに言えば、
「対比だけ抑えていればそこそこの大学で合格点は取れる」
こんなイメージでしょうか。
※事実、君が志望する大学も、二次試験の総合問題においてモロに概念を対比させる出題がされています。
小柴先生もそれをわかっていて、あえて対比を強調するのかもしれません。
また、小柴先生のやり方で時間がかかるのではなく、君が文章を読むのが遅いだけだと思います。
読んだ内容を忘れてしまうというのもあるんでしょう。
必ずしも、読みながらマークをつけなくとも、同じことができればいいわけですので、
練習を重ねていけば、どんどん時間短縮になるでしょう。
もし、一読して文章を忘れてしまうのであれば、
たとえば、問題を解いた後に、フローチャート(できごとの流れ)を書く訓練をしてみるといいかもしれません。
通常の問題演習に加えて、
①問題を読む
②読んだ後にフローチャートを書く
(登場人物だったり、対比関係だったり話の流れ。自分がわかるように書けばそれでいいです)
③設問に挑戦する
これをやることで、
A:文章の全体像を把握するのが早くなる
B:繰り返し読みをしなくなる
こんな効果が得られるんじゃないでしょうか。
小説に関しても、あくまで対比は読解手法のひとつです。
内容を正確に読み、訓練すれば、点数が取れます。
また、君の志望する大学では二次試験では、小説が出題されません。
割り切って学習するもの残り期間を考えるとアリだと思いますよ。
それではがんばってください。
以上です。
コメント